お知らせ

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Digestive Diseases and Sciences に永田充医師の胃がんのESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)に関する原著論文が掲載されました。

論文タイトル: Impact of Traction Direction in Traction-Assisted Gastric Endoscopic Submucosal Dissection (With Videos)
掲載誌: Digestive Diseases and Sciences 2023, (Online ahead of print)
形式: 原著
著者: Mitsuru Nagata, Masayuki Namiki, Tomoaki Fujikawa, Hiromi Munakata

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は体に負担の少ない治療法ですが、難易度が高く、長い時間がかかることや、穿孔(せんこう:胃や腸の壁に穴があくこと)などのリスクが高いことが問題とされています。これらの問題を解決するための方法として、トラクション(牽引)法と呼ばれる方法があります。トラクション法とは、主に特殊な処置具(トラクションデバイス)を用いて病変を牽引し、剥離面に適切なテンションを加えたり、術野を見えやすくしたりすることで、効率的かつ安全にESDを行うための方法です。広く普及している方法ですが、どのような方向に牽引するのが良いのかについては、まだ一定の見解はありません。
今回の研究は、単一方向性と多方向性のトラクションデバイスを比較し、最適な牽引方向について考察した内容になっています。

以下のリンク先から、無料で論文をご覧いただけます。
DOI: https://doi.org/10.1007/s10620-023-07870-z

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