脳神経外科

受診方法について
(初めて受診する際は必ずお読みください)

脳神経外科

電話予約後、受診当日に紹介状(診療情報提供書)をお持ちください
※予約外の当日受付可

予約専用ダイヤル(AI電話)
受付時間:月曜~金曜日9:00~16:00 土曜日9:00~14:00
(日曜・祝日・年末年始は除く)

外来診療担当表

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自分の家族に受けてもらいたい治療を
― 湘南から世界へ ―

医師紹介

木下 由宇

木下 由宇 部長

専門分野

脳血管障害、脳腫瘍

経歴

2008年九州大学医学部卒業
2008年山形県立新庄病院 初期臨床研修
2010年慶應義塾大学 脳神経外科後期研修
2015年札幌禎心会病院(上山博康脳神経外科塾 第4期生)
2021年埼玉医科大学国際医療センター 脳血管内治療科
2022年湘南東部総合病院 脳神経外科
2024年昭和大学横浜市北部病院/Alfried Krupp Hospital(ドイツ)
2025年湘南藤沢徳洲会病院 脳神経外科部長 就任

専門医・認定医等

  • 日本脳神経外科学会認定専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会認定指導医

ご挨拶

脳神経外科の医師として、私が日々大切にしている信念は「自分や自分の家族であればどう治療してほしいか」という視点です。病気そのものだけでなく、患者さま一人ひとりの背景や価値観、社会環境を踏まえて最善の治療方針を選び、安心して治療を受けていただける体制を整えております。
私はこれまで、開頭手術の分野では札幌禎心会病院にて上山博康先生、谷川緑野先生のもとで6年間、上山脳神経外科塾第4期生として徹底的に研鑽を積みました。血管内治療では、東北大学病院の松本康史先生に手ほどきを受け、兵庫医科大学で吉村紳一先生の指導のもと、専門医を取得、その後昭和大学横浜市北部病院で寺田友昭先生の元で高度な血管内治療の経験を重ねてきました。
さらに、ドイツ・エッセンにあるAlfried Krupp Hospitalに短期留学し、Prof. Rene Chapotのもとで欧州で行われているカテーテル治療の技術や考え方を学ぶ機会を得ました。これまでの経験日本の主治医制と、ドイツの専門分化されたチーム医療の利点を融合させ、ここ湘南の地で「家族に安心して勧められる」医療の提供を目指しています。

診療科案内

当科は、開頭手術と血管内治療の双方に対応できる体制を有する脳神経外科です。主に脳神経外科手術や治療が必要な患者さまを対象としております。
手術を勧められた方や、他院で治療が難しいと言われた方も、まずは紹介状をご用意のうえご相談ください。当日予約も可能です。

術後のフォローアップは、地域の辻堂脳神経・脊椎クリニックとも連携し、継続的な診療体制を整えています。手術が終わって状態が落ち着いたり、緊急治療後安定した患者さまはご紹介させていただき、万一再度治療が必要となった場合はすぐに逆紹介・再紹介していただけるよう連携しておりますので是非ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

その他、脳の疾患と診断されて治療で迷っている方へ、無料のメール相談(※ページ下部のお問い合わせフォーム)も受け付けております。画像とともにご相談いただければ、可能な範囲で回答いたします。診療前のご不安や疑問についてお気軽にご相談ください。

主な対象疾患

以下のような疾患を対象に、診断・治療を行なっています。各疾患の詳細は、今後ホームページにて順次ご紹介してまいります。

  • 急性期脳卒中
  • 未破裂脳動脈瘤
  • 頸動脈狭窄症
  • 硬膜動静脈瘻
  • 脳動静脈奇形
  • もやもや病
  • 髄膜腫
  • 三叉神経痛
  • 片側顔面けいれん
  • 正常圧水頭症
  • キアリ奇形 など

当科の特長

開頭手術(上山式脳神経外科手術の導入)

我々の開頭手術方法は上山博康先生が考案した脳外科手術方法です。術野の出血を最小限に抑え、動脈や静脈を温存することを重視した、脳への侵襲が少ない手術法です。これにより、術後の回復促進や合併症リスクの軽減が期待されます。その手術を可能にするために特殊な手術器具を使用しております。
現在は主に血管内治療が困難な動脈瘤やバイパス手術を必要とする治療にその技術を用いております。

親指の付け根から行なう脳血管内治療(遠位橈骨動脈アプローチ)

カテーテルを用いた脳血管内治療は、当院では全ての症例で親指の付け根の遠位橈骨動脈から行なっております。一般的な足の付け根の大腿動脈アプローチに比べて穿刺部合併症が少なく、止血時間も短い上、治療直後から歩行が可能なため患者さまの身体的負担の軽減につながっています。

※治療方法の選択は、疾患の状態や患者さまの状態を踏まえ、医師が慎重に判断いたします。

診療体制

正確な診断力

当科で外来を行なう医師は全て日本脳神経外科学会が認定する認定専門医であり、診断は2人以上の脳神経外科専門医が二重で画像読影を行なうシステムを設けております。他院では異常ないと言われたが何かおかしいと思う患者さま、是非当院脳神経外科外来までお越しください。

緊急対応力

当院ERと連携して24時間365日、常に緊急患者に対応できる体制を整えております。連携医療機関の先生方には、専用のホットラインもご用意しております。脳神経疾患を疑う救急隊や近隣医療機関の方は脳神経外科医師直通のホットラインをご活用ください。

医療機関専用 脳神経外科ホットライン

※こちらは医療機関からの専用ダイヤルです。
一般患者様は外来受診、緊急の場合はER受診をお願いいたします。

説明重視

治療方針のご説明は、必要に応じて繰り返し丁寧に行ないます。1回の説明で納得の行く説明が得られない場合は必要あれば日を改めてご理解が得られるため何度でもご説明差し上げます。

チーム制

当科は主治医個人ではなく、情報共有に基づくチームでの診療体制を採用しています。これにより24時間365日万全の体制で担当医が治療に当たることができます。そのため説明を行なう医師が都度変わることがありますが全ての患者情報、治療内容は適切なカルテ記載や毎日のモーニングカンファレンスで適宜共有しており、不利益を被ることはございませんのでご安心ください。

若手医師・専攻医の方へ

当科は、2025年に新たに発足した脳神経外科チームです。
開頭手術・脳血管内治療の両方を高いレベルで実現したい若手専攻医を募集しています。もちろん、どちらか一方を集中的に学びたい方も歓迎します。

  • 脳神経外科だけでなく、救急科・内科の脳外科治療を勉強したい先生の研修も可能
  • 血管内治療専門医の受験に1年間で到達可能な症例数あり
  • フレックスタイム制とチーム制により、無理のない働き方が可能

研修医や若手医師にとって、専門的知識・手技を習得しながら、生活の質も保てる環境づくりを心がけています。ご興味のある方は、ぜひ一度見学にお越しください。(お問合わせフォームはこちら)

医師紹介

近藤 智正

近藤 智正医長

専門分野

脳神経外科、カテーテル治療

経歴

2010年卒 東京慈恵会医科大学

専門医・認定医等

  • 脳神経外科学会専門医
  • 日本脳卒中の外科学会技術認定医
  • 日本脳神経血管内治療学会脳血栓回収療法実施医
  • 日本脳神経血管内治療学会専門医
白井 麻純

白井 麻純医員

専門分野

脳神経外科一般

経歴

2022年卒 帝京大学

専門医・認定医等

メール相談について

受付内容

  • 患者さま・ご家族からのご相談
  • 医療機関の先生よりご相談
  • 若手医師の方の病院見学希望

脳の疾患と診断されて治療で迷っている方へ、無料のメール相談を受け付けております。
診療前のご不安や疑問についてお気軽にご相談ください。
また、医療機関の先生より患者さまのご相談や、病院見学希望のお問い合わせも承っております。

日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)に関するオプトアウトについて

当院では、日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)に協力しております。
当院に入院された方の臨床データを同データベースに登録し、集計・分析することで脳神経外科医療の質の向上に役立て、最善の医療を提供することを目的とするものです。
解析にあたり提供するデータは匿名化されるため、個人を特定できる情報は一切公表されません。またその他の学会活動などにおいて、匿名化された臨床データを学会発表や解析などで利用する場合がございます。
何卒趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ご自分のデータの登録を希望されない方は、担当の医師にその旨をお申し出ください。
※登録しないことで日常の治療の内容が変わるなどといったことはなく、以後の治療において何ら不利益が生じることは一切ありません。
その他、本研究事業についての資料等の閲覧を希望される方は、研究班ホームページ(https://jns-official.jp/public/studyinfo)内「一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgibal Database)に関する研究」(2018年1月4日掲載)をご参照ください。

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